有床診療所とは、入院のベッドが19床以下の入院治療のできる診療所を言います。
早良区の内科の医院で有床診療所として機能している医院は、2か所しか残っていません
様々な問題を抱える中で、入院施設を機能させ続ける事は、容易ではありません。
厚労省が推し進める「地域包括ケアシステム」という聞きなれない構想は、一人一人が外来、入院、介護施設、薬局、在宅、地域支援というサークルの中で完結する仕組みを良しとするものですが、なぜか「有床診療所という存在」にスポットが当たらないまま、今日に至っています。
世代人口構成が変化する中、年金や医療費削減は避けられないため、有床診療所が淘汰されつつあるのかもしれません。
ですが、地域のため、患者さんのため、利用者さんのため、ギリギリのところまでは有床診療所として続ける意味、「意志」があります
なによりも、「望まれている」ことを信じて、こだわり続けます。
入院していて、一番の楽しみ、それは、「食事」です。
嫌な治療、闘病の苦しみを癒し、満たされる大切な要素の一つに「食事」があります。
経費削減を第一に考えるなら、調理部門は委託にしたり、惣菜を温めるだけで提供することが可能です。ですが、当医院では開院以来ずっと、院内調理にこだわっています。
それは、まず食材にこだわり、調理に対する「安心、安全」を追求できること。
次に、患者さん一人一人のきめ細かいオーダーにできる限り対応できること。
そして、雇用するスタッフが管理栄養士を目指すことで、調理するスタッフが外来、入院時の栄養指導も可能になります。
さらに、入院患者さんやデイケア利用者さんの顔も覚えることで、食べる方を「想い」ながら調理できることです。
つまり、「見える調理」が可能になります
日本では急激な少子高齢化により、労働力・人口の減少・年金に対する世代間扶養のしくみが崩壊へと向かっています。
現役世代の負担増大が、経済に深刻な影響を与えるとされ、平成17年4月に育児・介護休業法が改正されました。
病医院は、特に女性の職場と言われ、出産・子育てを機に退職する傾向にありました。そのような雇用体制では、ますます悪化の一途をたどることになりかねません。
現在では、ワークライフバランスの理念が確立し個人の仕事に対する意識はもとより、社会全体として仕事と家庭の両立支援が進められています。
当医院でも、地域社会とともに共存・発展を期すことをここに掲げ、積極的に次世代育成支援や仕事と家庭の両立支援などに取り組みます。
その一環として、福岡県が実施している「子育て応援宣言登録制度」の『子育て応援宣言』企業・事業所に応募し、平成20年10月20日に登録されました。
患者さんへ「信頼と安心」の医療を提供するために、職員が働きやすい、働き続ける職場になるための取り組みです。
地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE( =賢い選択)」
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